3年生へむけて

本日はKさん

私が多く聞かれる質問の中で「コーチの中で一番○○だった選手」はどなたですか?というものがあります。

1番を決めるのはなかなか難しいですし、むしろそこに選ばれて喜ぶ人もいれば、選ばれずに落ち込む人もいるかもしれないので基本答えないようにしています。
ただ一つだけ明確に答えられることがあります。
「私に質問をしてきたのは誰ですか?」これは僕方面からの発信ではなく、選手側からの発信だからです。

これまでの4年間のエンデバーの指導者生活の中で一番質問をしてきたのは彼女です。
質問にくるというのは「勇気が必要」です。

私の指導方針は「自ら質問にくる勇気を育む」ことです。また内容のない質問に対しては容赦なく指摘します。
そういう意味では一番質問にきたということは、それだけ私に挑んできて、その度に壁にぶちあたり、それでもめげなかった証です。時には「やる気が感じられない」それは集中力不足。集中力がないのは体力不足。それか睡眠不足。ランニングを進めたことと携帯に時間を取られすぎないことを指摘したことがありました。それで彼女は今はどうかわかりませんが、ランニングを続けている時期がありました。やる気がない選手はそもそもランニングしません。そういう意味では彼女はやる気がある選手です。

趣味で楽しむ始まった卓球から、勝負に徹する卓球へのシフトチェンジが実は一番難しい。中途半端に勝とうとすると、一番苦しみます。彼女はそこの場所にいます。それは自分で決めること。なぜならば自分の人生だから。卓球で進路を考える人もいればいった高校によって考える人もいる。なにも考えていなかったけど結果的にそうなる場合もあります。

彼女は自分の考えている中学校生活のプランと周りがイメージしているプランに誤差が生じている。もっと簡潔に言うと、趣味の卓球で考えているのに勝負に徹する卓球をしていると思われている。それは3年前から変わっていない。でも彼女は「人に気を遣う子」なので期待に応えようと発言する傾向があり、趣味の卓球をしたいのに発言は「勝負に徹する選手」の発言になる。悪循環の始まりです。

私は今の時点で彼女を最大限に評価している。なぜならば冒頭で述べたように私に一番質問に来たから。趣味の卓球だって良い。それでも勝ちたいでもいい。厳しい私に挑み続けた。突き放されたって、褒めてもらいたいと思って頑張り続けてくれた彼女への最大限の評価です。そのことがどれだけ大変なのかは私だけがわかれば良いです。

最後の夏、笑顔で終わることを期待しています。

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